第49話「前夜」の感想
2016/12/21
真田丸第49話「前夜」の感想です!
視聴した後に放心状態になってしまって。大好きな人達がどんどん散っていく・・悲しすぎて・・同じ気持ちの方が多いと思います。400年前に本当に実在した人物たち。真田丸はドラマで史実と架空が混在しているけどそれでも!俳優さん達の人柄相まって自分とって大事な人達になっていました。
・塙団右衛門(ばんだんえもん)
ばんだんえもんの夢は大名になること!その夢に向かって突撃した途端にコメカミに・・笑って逝った団右衛門さん。塙団右衛門らしい最期でした。(キャスト:小手伸也さん)
・後藤又兵衛
私は又兵衛の最期のシーンにしびれました。哀川翔さん、まさに後藤又兵衛だった!「うりゃ~、どけどけ!」幸村の忠告も聞かず(多分忠告を覚えてない、苦笑)イキナリ先頭をきって突撃する後藤又兵衛。そして敵に囲まれ最期のセリフ!!「そんなもんか?そんなもんか~!」うわぁあーー( ;∀;)!「そんなもんか?」は誰に言ったのでしょう、敵に?天に?自分に・・?(キャスト:哀川翔さん)
・木村重成
豊臣家の直臣でありながら、又兵衛達牢人衆とよく一緒に過ごしていた木村重成。彼は豊臣の上層部と牢人衆を繋ぐ架け橋のひとつだったと思います。初陣ながら必死に戦い散った花のようなる若武者。最期まで立派でした。(キャスト:白石隼也さん)
・まだ亡くなってないけど長宗我部盛親
モリチーが解散宣言をしたのに、それでも「殿!」「殿!」ってついてきた家臣達には泣けましたね。家臣たちに慕われた長宗我部盛親はその後大坂城に戻れた様ですが、大坂城落城の後、京都八幡で捕らえられのちに京都六条河原にて処されています。(キャスト:阿南健治さん)
・大野治房の最期は?
大野治房は真田丸では兄・大野治長との関係が思ったより悪くて、それは部下である牢人衆の為であったりして、寡黙で不器用で、でも人間味ある人物に描かれていましたね。戦いの将としては失敗を繰り返し残念な人、裏目に出る人のイメージも強いのですが、彼も必死に戦っていたのは事実ですね。大坂城落城後ははっきりと分かっていません。(キャスト:武田幸三さん)
真田丸では大坂5人衆でなく、木村重成さんと塙団右衛門も入れて大坂7人衆となってましたね!居酒屋みたいな大台所に集まってワイワイガヤガヤしているみんなが大好きでした。
そして大台所の台所頭、大角与左衛門(おおすみよざえもん)・・徳川方の間者(スパイ)・内通者でしたね。与左衛門と密談していた徳川の忍者が忍者過ぎて笑いましたけど、真田の郷から来た与六も亡き者にして・・
桶狭間の戦いから50年以上豊臣家に仕えた大角与左衛門(キャスト:樋浦勉さん)。彼がこのような行動に出る強い動機ってなんでしょうね?又兵衛に「妻も子もとうの昔に・・」と言った与左衛門。その言葉が気になりますが、昔に何かがあって長い間豊臣秀吉と豊臣家を恨んできたのでしょうか?
でも、でも大台所で大角与左衛門を信頼して憩いの場としていた牢人達。与左衛門を大将と呼んでその下で働いていた与六。そういった人々を裏切って・・与左衛門の行動(戦略、行軍ルートを徳川に流すなど)によって皆が命を落とす事になったのだとしたら・・良心の呵責は無いのでしょうか?
長い間与左衛門には恨みしか無かったのでしょうか?
恨みの炎は全てを焼き尽くす って何処で聞いた言葉でしょうか?でもそんな言葉が思い浮かびました。そして史実ではすべてを焼き尽くす炎をさらに投げかけます。
さて真田信之(キャスト:大泉洋さん)お兄ちゃんと真田信尹叔父上(キャスト:栗原英雄さん)。
信之を優しく送り出したおこう(キャスト:長野里美さん)と松姉(キャスト:木村佳乃さん)。そして苦言を呈しながら最後には「必ず・・生きて帰ってきて下さいませ」と言った稲(キャスト:吉田羊さん)。真田の女達みんな心配していますね。
そして真田の男、信之と信尹叔父上は合流し真田幸村に会うために大坂城へと向かいます。途中で室賀正武さんの息子・室賀久太夫(キャスト:アンジャッシュ・児嶋一哉さん)と出会って「黙れ小童!」面白かったですね。でも父の仇の真田にちょっとだけお返しても良かった気もする(笑)
あ、それと平野長泰(キャスト:近藤芳正さん)・・・酷い!(;´∀`)
そして大坂城で再会した3人。前とでは状況が違うと退城を勧める信尹叔父。(家康くん何度幸村に断られているんだ、笑)「これは今生の別れではない」と幸村と酌み交わすことなく帰る信之。ふたりの肉親としての気持ちに心をうたれました。
徳川の陣では老いても、謀将としての牙をみせた本多正信(キャスト:近藤正臣さん)がすごかったですね。敵にしたくない人物。真田丸の今まででは主人公の真田源次郎信繁(幸村)に優しい面をみせてくれていた本多正信。正信の謀略が幸村に向けられるのは見たくないなぁ。
そして戦場で再会する真田幸村と伊達政宗。どちらも立派な壮年の男となり、二人が対峙するだけで感涙のシーンとなりました。無言で語り合う様な真田幸村と伊達政宗(キャスト:長谷川朝晴さん)
その夜幸村は正室の春(キャスト:松岡茉優さん)と子供の梅と大八を伊達政宗に託す事を決め、佐助を伊達政宗の陣へ向かわせます。快諾する伊達政宗。「これは伊達と真田の密約だ」
ずんだ餅を用意して春達を待っててくれてた伊達政宗と片倉景綱(キャスト:ヨシダ朝さん)が愛しかったですね。ずんだ餅再びとネットで話題になりました。
最期にきりちゃん!
真田丸49話「前夜」のそれも最後の最後にきりちゃんと幸村の抱擁が!そしてきりちゃんがもごもご言いながらの二人のキスシーンが!!
ネットでキスを「口吸い」言うてる人が多くて妙に恥ずかしかったです(笑)
きりちゃん良かったね、良かったね・・ちょっと遅かったけどな、幸村w「遅い。」ときり(キャスト:長澤まさみさん)も抗議していましたね。
次回はとうとう最終話・・真田幸村がどの様に散るのかしっかり見届けたい。(みんなで薩摩に逃げてもいいよ~、笑)そしてきりは最期に何を想うのか?
堀田作兵衛、高梨内記、幸村の嫡男・真田大助、佐助・・・
茶々、豊臣秀頼、大野治長、大蔵卿局・・
みんなの最期は・・・?
皆さん!切ないですね( ;∀;)
でも見る!眼をしっかり見開いて信繁(幸村)とみんなの最期を見届ける!!ずっと忘れないように心と魂に刻みつけようと思います!!(幸せだ、真田丸に出会えて!!)
真田丸第49話「前夜」の感想。お読みいただきありがとうございました
真田丸最終回(第50話)「無題」の感想もよろしくお願いします!!