真田丸感想

第40話「幸村」の感想

2016/12/16

きりちゃんの言葉に泣けた。信繁の回想に号泣した。真田丸第40話「幸村」の感想です! 九度山に信繁を迎えに来た宇喜多秀家の重臣だった明石全登。 そしてなんと片桐且元さんも。

 

片桐且元から「方広寺鐘銘事件」のいきさつを聞く信繁。 この「方広寺鐘銘事件」は大坂の陣のきっかけになったとされる歴史的に名高い事件ですが、「国家安康」は家康の名前を切り取った呪詛であり、「君臣豊楽」は豊臣の世と繁栄を願うものだとして徳川家康に問題視された事件。

 

徳川家康(キャスト:内野聖陽さん)は片桐且元には会わず、大蔵卿局には会い機嫌よく歓待したというのは昔からドラマで見る演出ですが、 真田丸では色々と片桐且元が墓穴を掘った話になっていましたね。「国家安康」と家康の名前を分けたのは どう考えても豊臣方の不注意ですが・・

 

そういえばこういう不注意的な事をするキャラが真田丸の片桐且元さんでしたね。「何かにつけて裏目に出てしまう人」。 秀吉が亡くなった時は居眠りしてて秀吉を孤独に逝かせてしまいましたし、その後それを誤魔化してましたしΣ片桐さんは片桐さんなりに必死に方広寺鐘銘事件を収拾しようと努力されていましたが。

 

しかし徳川家康にとってはこの鐘の銘を問題視するか、しないかだけの事で、 結局は問題視して色んなイチャモンを付けた、ずっと問題視した、挙兵するまで。という事だと思います。

 

明石全登(キャスト:小林顕作さん)と片桐且元(キャスト:小林隆さん)は事件の詳細を話した後、再度一軍の将として大坂城への入城を信繁に願います。しかし断る信繁。

 

片桐且元さんが言っていましたが、関が原の戦いで石田三成と大谷吉継がいなくなり、加藤清正も亡くなり「家臣は私一人に」と。寂しい感じの大坂城でしたね。人が居なくなった理由を振り返って考えてみました。

 

1:秀吉生前の暴挙の為

2:関が原の戦いで豊臣恩顧の西軍武将が居なくなったこと。

3:家康の婚姻政策や様々な画策

4:正室の寧(ねい)が京都に行ってしまった

5:側室の茶々(淀殿)が大坂城の主の様になってしまった

 

ひとつの一例「秀吉生前の暴挙」だけを見ても「聚楽第落書」「千利休事件」「豊臣秀次事件」では当事者だけでなく、連座させられ処罰されたものが沢山いますし、利休の茶の湯の弟子となって利休を慕っていた大名、処罰されなくても秀次やその妻子と縁続きのもの、また「唐入り」ではかなりの負担を大名達に与えました。これだけ見ても豊臣家から人心が離れてもおかしくない。。

 

当初は参勤交代で江戸に行く途中、西日本の大名達は大坂に立ち寄り豊臣秀頼(キャスト:中川大志さん)に謹賀新年の挨拶をするのが習慣化されていましたが、次第に大名の足は遠のき秀頼への挨拶をスルーする様になったとか。加藤清正だけは毎年顔を出していたそうですが。

 

信繁が明石、片桐の願いを断り、その状況を察知したきりちゃん(キャスト:長澤まさみさん)は信繁に激を飛ばします。「お行きなさいよ」「あなたは行きたいと思っている。だったら行くしかないでしょう」「あなたは何をしてきたの?何かを残した?」

 

こんな事言えるの信繁をずっと好きで、信繁をずっと見ていたきりちゃんしか言えませんね。きりちゃん痛いところグサグサ突いてましたね。信繁の今までの行動を批判。「小県郡に居た頃は父親に振り回され」「大坂に来てからは太閤殿下に振り回され」

 

小田原征伐時の北条家への説得は真田丸では信繁がした感じになっていて歴史に詳しい方は「あれ?」と思われましたが、私も黒田官兵衛だとまた脚本も出演料もかかるから、信繁の手柄にした?wと思ってましたが、ここにきて三谷脚本「北条への説得も結局、なんとか官兵衛さまのお手柄ですから!」ときりちゃんに言わせた・・!

 

そして「(今まで信繁は)何の役にも立っていない」と。きりちゃん酷い(苦笑)

 

きりちゃん今までの信繁の人生を全否定

 

幼馴染みキッツい!

 

信繁涙目、きりちゃんは「私の好きだった真田の次男坊の信繁様はどこにいってしまったの?」と自分の思いを熱く伝えます。きりちゃんが厳しく突っ込んだ内容を信繁も薄々自分でも気にしていたようで「お前の言ったことなどな、とっくに自分に問いかけているわ!」と。

 

私にとっては信繁ずっと頑張っててカッコいい!偉いなぁしかなかったけれど、きりちゃんは結果的にはこのまま九度山にいれば安泰ではあるけれど、信繁の人生の意味は?と最大限の愛情で信繁に問いかけたのでした。

 

⇒ きり、信繁を叱咤激励する

 

信繁はきりに礼を言い、独りで推考します

 

きりちゃんの信繁への言葉もジーンとして泣けたけれど、信繁が今までの人生で関わった人達から貰った言葉・・この回想シーンで私は号泣してしまいました(最近毎回泣かされている気がします、汗)

 

豊臣秀吉、茶々、石田三成、上杉景勝、宇喜多秀家、伊達政宗、北条氏政、千利休、母上、板部岡江雪斎、叔父上の真田信尹、出浦昌相、パッパ真田昌幸、最初の妻の梅、義父の大谷吉継、そしておばば様。

 

ひとつひとつ、信繁の心に残っていた言葉。思い出し信繁は覚悟を決めた様です。

 

次の日の息子大助とのシーン。

 

信繁と大助は「パッパ昌幸と信幸(信之)、信繁」の3人の賑やかな関係とは違って、大人し目な父子関係ですね。理知的というか。

 

信繁(キャスト:堺雅人さん)は大助(キャスト:浦上晟周さん)に頼み事をします。漢字を1字づつ切り分け丸め、壺の中に入れてくれと。ニューくじ引きの予感。こよりのくじ引きじゃないのね。

 

軒先で待つ信繁、作業を終え信繁の元へ来る大助。しかし信繁が里芋を引っこ抜き、「あとですべて取り入れよう」と言った時、父の異変をすばやく察知した大助は大変有能ですな(笑)さすが真田昌幸と大谷吉継の孫です♪

 

ニューくじ引きで今後の名前を決めると大助に話す信繁。大助にくじを引かせる。そして出た字は九度山村の「村」の字。「真田幸村」誕生です!

 

 

真田丸第40話「幸村」の感想。お読みいただきありがとうございました
真田丸第41話「入城」の感想もよろしくお願いします!

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