真田丸感想

第38話「昌幸」の感想

2016/12/16

真田丸第38話「昌幸」の感想です。今回はショックな事が色々ありまして・・本多忠勝、加藤清正、そしてパッパ真田昌幸が亡くなったのはもちろんですが、他にも。

 

明るい話は大坂城の主、聡明な豊臣秀頼(キャスト:中川大志さん)が立派に成人し登場した事でしょうか(・▽・*)

 

和歌山の九度山に蟄居となった真田昌幸、真田信繁父子。付き従うのは正室の春(キャスト:松岡茉優さん)、高梨内記(キャスト:中原丈雄さん)、きり(キャスト:長澤まさみさん)、佐助(キャスト:藤井隆さん)。

 

真田信繁(キャスト:堺雅人さん)が九度山に居たのは14年間。真田丸38話だけでその間のおよそ11年の年月を描いています。

 

今回のショックな点①
真田家が九度山の人達とあまり仲良くなっていない。

 

今回のショックな点②
信繁の子供が少ない。信繁の子供は正室、側室の子を含め一説には3男9女といわれています。九度山で子供の世話に大忙しの信繁やじじ様昌幸が見たかった。パッパ昌幸を沢山の孫達が慰めて欲しかった。

 

今回のショックな点③
きりちゃんが未だ信繁の側室になっていない

 

きりちゃんの件は次回「歳月」の予告を見て、もしかしたら「いつの間にか側室に」を期待しています。なんていうか真田丸1話からずっと信繁の側にいて、ずっと信繁が好きなきりちゃんがこのまま独りなんて・・女として耐えられない(;・∀・)!

 

佐助がきりに自作の絵を渡してアプローチする様なシーンがありましたが、この際「なぜだかいつの間にか佐助の妻になってる、きり」でも良い気がしてきました。話的には凄くブレますが(滝汗)いつの間にか佐助自作の小屋に一緒に住んでるきりちゃんとか。

 

もうなんとかしてあげてぇぇ!と世話焼きの近所のおばちゃん状態の私。

 

でも視聴者の方も、当初のきりちゃんの「ウザい」印象から、段々「ウザかわ(ウザ可愛い)」に進化し、最近ではきりちゃんを心配している方が多いみたいです。

⇒ きりの結婚はいつ?

 

そして信繁の子供達の件。次回で突然ワラワラ出てきてもいいんですよ?(;´∀`)大河ドラマは50話で完結だからエピソードで出てくるのは「すえちゃん」「大助(だいすけ)」「梅(阿梅)」だけという事なんですかね。※大八も信繁(幸村)と春の次男として生まれました。

 

阿梅ちゃんはきりちゃんの子供だと思っていたから真田丸では正室・春の子となっていてそれもショックでした(歴史上では諸説あり)

 

さて今回亡くなってしまった登場人物の話をさせて頂きます( ;∀;)

 

【本多忠勝】
本多忠勝は最後まで強くて優しい人でしたね。徳川最強の家臣ということと、愛娘の稲を溺愛しているということで、真田家に害を及ぼす人物だったらどうしようと当初、信幸と共に警戒していた私でしたが(最初の頃はそんなノリがありましたよね、笑)

 

出浦昌相さまとの対決は出浦ファンとしては辛いものでしたが、パッパ昌幸と信繁の助命嘆願に協力してくれた。おこうさんの産んだ仙千代も自分の孫だと接してくれていて感激しました。

 

強くて優しい人は最強!藤岡弘、さんのイメージとバッチリ重なって忘れられない本多忠勝となりました。大きな数珠を下げた鎧とか、蜻蛉切、助命嘆願、手の怪我で引退などは昔からの忠勝のエピソードでしたね。

⇒ 頼りになる本多忠勝

 

【加藤清正】
無頼漢で愛嬌もある、魅力ある加藤清正さんでしたね。演じられたのは新井浩文さん。真田丸では2代目服部半蔵にやられてしまいましたが、直接的な原因は諸説あってわかりませんが、長年に渡る苦労に苦労を重ねた「戦働き」は確実に寿命を縮めたと思います。秀吉もですね。

 

領地の肥後では上手に国を治めていて、けして武だけの人じゃない。豊臣政権は武断派と文治派で役割分担しない方が良かったですよね・・それにより対立の構図が出来てしまった。苦手分野を皆で補いつつ、秀吉チルドレンみんなで豊臣政権を牽引していたら家康が台頭する事が無かったのではないかと残念でなりません。

⇒ 熱い男、加藤清正

 

【真田昌幸】
パッパが亡くなったロスが激しくてまだ考えがまとまらない感じです。九度山での暮らしは想像していたより寂しい感じになっていて残念でした。

 

私のイメージしていた九度山での暮らしは、大勢の孫達に囲まれ、蟄居にも関わらず大騒ぎの毎日、夜はいつか来る「豊臣VS徳川」に向けて、夜な夜な昌幸と信繁が戦法を楽しく語り合う、時には九度山の人々とお酒を酌み交わし獅子舞や雁金踊りを踊る・・という生活でした。真田丸のパッパへの愛が深すぎて、三谷さんに文句が言いたくなる私です。

 

でもそういう昌幸の晩年の寂しさや無念も背負って主人公信繁は最後の決戦に挑むのでしょうね。そう思うしかありません。

 

パッパが亡くなる時、蹄の音と馬のいななきが聞こえましたね。「信玄公がパッパを迎えに来てくれた!!」ここで泣いてしまった私です。パッパは生涯、武田信玄公の忠実な家臣でした。秀吉チルドレンならぬ、信玄チルドレンの真田昌幸。

 

私の気持ちも少し救われました。

 

真田丸の真田昌幸に出会って、40年に1本の僕がやりたかったのはこの役だったんだとおっしゃった、草刈正雄さん。

 

本当に素敵な真田昌幸をありがとうございました。

 

 

真田丸第38話「決戦」の感想。お読みいただきありがとうございました
真田丸第39話「歳月」の感想もよろしくお願いします!

 

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