第28話「受難」の感想
2016/12/11
第28話「受難」の感想です。とうとう豊臣秀次の最期の回が来てしまいました。秀次の悲劇ときりの悲しみは?
受難という題名はキリスト教っぽい、「キリストの受難」ぽい名前だなと思っていましたが、豊臣秀次はキリシタンだったのでしょうか?秀次の娘のたか が隠れていた聚楽第の隠し部屋はキリシタン信仰の祈りの間でしたし、秀次が持っていて、きりに託したミニ絵画もマリア画像 でした。
秀次はキリシタンだったという説があります。豊臣秀次ほど悪評がある歴史上の人物は珍しいですが、宣教師たちの豊臣秀次への評価は
「この若者は叔父(秀吉)とはまったく異なり、万人から愛される性格の持ち主であった。特に禁欲を保ち、野心家ではなかった」「穏やかで思慮深い性質である」
ルイス・フロイス「日本史」
と秀次に好意的です。そして真田丸の豊臣秀次はまさにこの様な人物でしたね。万人から愛される豊臣秀次。演じられたのは新納慎也さんでした。
新しい秀次像は確実に「豊臣秀次の汚名を晴らす」事となりました。新納慎也さんお疲れ様でした(・▽・*)新納慎也さんはミュージカル俳優さんですので、一度舞台を見に行きたいと思っています。拝見して新納さんの明るい「気」を頂きたいです♪
豊臣秀吉は「聚楽第の落書事件」と同じく残酷な処罰を秀次の妻子にしました。真田丸の秀吉は愛情豊かな反面、時に情が憎さ百倍に反転するキャラクターとして描かれていますね。正室の寧(ねい)さんが以前の回で「あの人は昔から怖い人だった」と言っていましたが、寧(ねい)や亡くなった秀次も昔から秀吉の愛情と残酷さを見てきていて、秀次はもう動けなくなってしまったのかな?と思いました。
そして今まで秀吉に苦言も言えていた「軍師竹中半兵衛」「軍師黒田官兵衛」「弟の豊臣秀長」「大政所なか」もいなくなってしまいました。(黒田官兵衛は生きていますが遠ざけられています)
さて、今回真田丸28話にて、主人公の真田源次郎信繁は結果的にいきなり奥さん2人を貰うこととなりました。大谷吉継の娘の正室の春(女優:松岡茉優さん)と豊臣秀次の娘のたか(女優:岸井ゆきのさん)どちらも童顔の可愛い系の女優さんですね。
「春」も「たか」もたぶん10代前半(笑)
信繁ぇw
「黄金の日日」の主人公、呂宋助左衛門(俳優:松本幸四郎さん)が登場して大河ドラマのオールドファンはビックリ、狂喜されたことでしょう(・▽・*)
そして信繁の「生涯のパートナー」とNHK真田丸公式サイトで紹介される「きりちゃん」。まだ信繁に嫁ぎませんね。。
今回、秀次に「うるさい」「うっとおしい」と言われ、その後、「聖母マリア」のミニ絵画を残し秀次は亡くなり、そしてずっと好きだった信繁はダブル嫁取り。
きりちゃん「何よーっ!!」
って叫んでましたね(;´∀`)
なんかきりちゃん、キャリアウーマンだけど恋愛ベタな現代女性と被ってきました。頑張ってるうちに後輩の若い子に恋人取られちゃう感じ。ふぁ、ふぁいと。
そしてお兄ちゃん真田信幸の正室、稲(女優:吉田羊さん)と元正妻、おこう(女優:長野里美さん)も今回対決姿勢が見られドキドキしました。これからもっとオーバーヒートするのでしょうか?
お兄ちゃんは伏見城の建設をパッパ昌幸に押し付けられてしまいましたね、沼田城主になっても、従五位になっても、伊豆守になっても・・みんながお兄ちゃんをおざなりにするのは変わらない。そしてお兄ちゃんが伏見城の普請に携わる事により、頑張っても無に帰すフラグ・・(汗)
今回の初登場は家康くんの嫡男「徳川秀忠」、そして本多正信の嫡男「本多正純」。本多正信&本多正純親子は2代続けて優秀で徳川家を支えています。徳川秀忠はシンガーソングライターの星野源さんです。
徳川2代将軍となり、真田家と因縁もある徳川秀忠はなんか行動が変で馬鹿なの?アホなの?愚鈍なの?と人物像に疑問が残る登場シーンでした。えー徳川秀忠ってそんなキャラにしたの?三谷さん!もうちょっと賢くないと第二次上田合戦が面白くないのでは?なんて心配になったらぶりぃなのでした。
真田丸28話「受難」の感想
最後までお読み頂きありがとうございました。
真田丸29話「異変」の感想もよろしくお願いします!
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