第31話「終焉」の感想
2016/12/12
真田丸31話「終焉」の感想です！秀吉が見た子供の亡霊、幽霊の正体は？
豊臣秀吉（キャスト：小日向文世さん）の老衰が進み、あとは秀吉が亡くなるのを待つばかりとなった大坂城。皆、秀吉が亡くなった後ばかりを考えている。悲しい。でもそういう描写は現実でもありそうだと思いました。哀しくて怖いけれど。
徳川家康（キャスト：内野聖陽さん）が「秀吉亡き後の天下取りを目指す！」と生き生きすると思ったらイマイチ本気になっていなかったですね、本多正信（キャスト：近藤正臣さん）や阿茶局（キャスト：斉藤由貴さん）の方がやる気（笑）阿茶局に「天下をお取り下さいませ」と言われていましたね。
遺言状を巡り徳川家康側と石田三成側がバトルを繰り広げていましたが、神妙な面持ちで秀吉の枕元に再び訪れた家康くん、信繁に色々と本音を言っていました。
「生き延びられると良いと思ううちにここまできた」
「戦（いくさ）は大嫌いじゃ」
「伊賀越えは一度で良い」←（笑）
今回、出浦昌相様が家康くんを襲撃した事により、本気となるのでしょうか？
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⇒ 【対決！】出浦昌相VS本多忠勝
出浦昌相様（キャスト：寺島進さん）の生還を願うばかりですが、しかしお兄ちゃんの鋭さは半端なかったですね。家康くんが素っ破に狙われているのかもと察知して家康くんと本多忠勝に報告、そののち出浦昌相様をとうせんぼ。でも出来たら「もしやうち（真田家）の素っ破？」まで察して欲しかった(；´∀｀)
茶々（淀殿）は第一子の鶴松が亡くなってから、人が亡くなるのが怖くなったとのこと、寧（ねい）の胸で号泣した時から茶々の心境に変化が見られたのでしょうか。やっとの事で秀吉と対面するもつらそうで、寧（ねい）様にすがりついていましたね。この二人の関係も今後どうなるか興味深いところです。
今回、放送日が真夏の為かホラーの要素がありましたね。秀吉の悪夢か現実かわからない感じで馬のいななきと共に置いてあった織田信長の鎧が光り揺れ動き、白装束の恨みがましい表情の少年の霊が登場。亡霊？幽霊？この子供の正体は誰なのでしょうか？
この白装束の少年は「万福丸（まんぷくまる）」ではないかとネットで噂になっていました。たぶん、そうでしょうね。
「万福丸」は浅井長政とお市の方の嫡男で茶々の兄にあたります。浅井家が滅亡する時、織田信長の命により豊臣秀吉が処し10歳で亡くなった少年です。
三谷幸喜さん脚本の「清須会議」のお市の方（鈴木京香さんがお市の方でした）も息子を処された事でひどく秀吉を怨んでいました（その時の秀吉は大泉洋さん）万福丸は庶系でお市の方の子でないという話もありますが、三谷ワールドではお市の子で統一でしょうか。可哀想な少年という事で三谷さんも気にしているキャラクターなのかもしれません。
歴史好きな方が最初に「万福丸」の話は知った時は相当なショックを受けるみたいですね。私も10代の頃読み物で知って、現代と戦国の世の感覚の違いにショックを受けました。何しろ一説には「く◯ざし」にされたといわれているので・・
真田丸は少年期の主人公に子役は使いませんでしたが、その後何気にわりと多くの子役が使われていますね。三谷さんご自身がお父さまになられたことも一要素として在るかもしれませんね。
これから信繁（キャスト：堺雅人さん）や信幸（キャスト：大泉洋さん）の子供達も登場するでしょうし、前作の三谷さんの大河ドラマ「新選組！」とは雰囲気が違う様になると思います。ついでにいうと真田丸は新選組！よりさらに喜劇的要素も視聴者にみせる心理的恐怖や描写も巧妙になってると思います。
そして・・今後の石田三成に注目ですね！
一瞬、正常に戻った豊臣秀吉に誠の思いを打ち明けられた石田三成（キャスト：山本耕史）。
家康を亡き者にしろと言われ、昌幸に願い「出浦昌相様出動」となったのですが、今回は失敗に終わりました。今後もそういった行動をとっていくのかもしれませんね。
そして孤独のうちに・・豊臣秀吉逝去。
亡くなる時はひとり。どんなに富があっても何も持っていけない。私達も考えさせられましたね。
⇒ 黄昏、秀吉の最後
真田丸31話「終焉」の感想
最後までお読み頂きありがとうございました。
真田丸32話「応酬」の感想もよろしくお願いします！
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