第20話「前兆」の感想
2016/12/11
真田丸第20話「前兆」の感想です!真田丸は全編で50話。今回で5分の2まで来てしまいました。
今回の20話「前兆」で茶々の懐妊をきっかけに起こった事件、信繁は馬廻役の上司、平野長泰(俳優:近藤芳生さん)と共に、聚楽第の白壁に秀吉への悪口の落書(らくしょ)を書いた犯人探しをしました。
秀吉の怒りは凄まじく、結果的に17人の門番が処罰されたのですが、史実では実はもっと多い・・現代の小、中学生さん、お子ちゃま達には刺激が強すぎたのでは?でも歴史本読んでると現代の私たちには信じられない記述があるのです。
信長がある村を通り過ぎた時、一人の村人が信長の悪口をつぶやいたのが聞こえた。信長は村人全員を処罰したとか。
信長と一向宗門徒との戦いは長い間続きましたが、長島一向一揆では門徒2万人を処罰したとか。
すいません歴女の私はそういう文章見た時は、ピンとこなくて脳がスルーしてました(・_・;)人数多すぎるわ、歴史ロマンとはほど遠いわ、大げさで半分嘘と思っていました。あんまり想像したくないし。
実際は武将って「どの人が好き?♪」とか気軽に言えない恐ろしい人達ですよね。秀吉も明智光秀も人の良さそうな前田利家なども、信長の下でそういう修羅の世界を渡って来たのです。
そして今回の20話の題名は「前兆」です(・_・;)三谷さん怖すぎる。なんの前兆なんですかっΣ
今回も登場した「朗らかな」きりちゃん大好き豊臣秀次の・・事件の前兆なんですよね?(汗)前回もきりと信繁は秀次にお願いごとしていましたが、今回もへたれのくせに(失礼!)頑張って秀吉に進言しお目玉をくらっていた秀次。
いい奴ですよね?私は真田丸の豊臣秀次はほぼイメージ通りの秀次です。ですので今後の不幸を思ったら可哀想になりますが・・信繁と秀次の仲も近くなってきている感じですね。豊臣秀次役の新納慎也さんのお人柄も出ている気がします(・∀・)
⇒ 信繁の三番目の妻は秀次の娘です。
この秀吉の悪口落書き事件(聚楽第落書事件)の犯人とされた 尾藤道休。雰囲気ある俳優さんだなと思ったら、尾藤道休役は文学座の俳優さん、 横田栄司さん が演じておられました。存在感のある俳優さんなのでまた近いうちにドラマで見たいです(・∀・)
聚楽第の白壁に秀吉の悪口を落書(らくしょ)されたこの事件。実際には門番17人以外に尾藤道休の妻子、落書に関係した近隣の町民あわせて60人も刑に処せられたという話も伝わっています。
今回石田三成(キャスト:山本耕史さん)の事は見直しました。秀吉の言動を命がけで諌め、信繁をかばってくれたから。好きになってきました(笑)大谷吉継(キャスト:片岡愛之助さん)は登場した時点から好きでしたけど、今回この二人のコンビが頼もしくて。信繁入れて三人のチームもなんだか良い感じですよね。石田三成、大谷吉継、真田信繁。このチーム「忍城の戦い」で活かされるのかしら?
秀吉の正室・寧(キャスト:鈴木京香さん)さんは秀吉の事を「あの人は昔から恐ろしい人だった」と言い切っていましたね。私は秀吉の狂気は老化によるものと思っていましたが考えさせられました。寧(ねい)さんと三成の関係も今までのドラマより近いですよね。
にも書きましたが、今までのドラマを見てて三成が茶々の味方で 寧(ねい)さんに冷たい感じはなんかおかしいなと思ってました。
秀吉の側室になった茶々(女優:竹内結子さん)は相変わらず恐ろしい。お腹の子を「信繁の子」と言っちゃったり、ずっと真ん中の・・芯が無いような何も考えていないような、視線、話し方、態度。秀吉と茶々は「恐ろしコンビ」かも(;´∀`)
一方、上田ではおこう(女優:長野里美さん)を離縁し、そして稲(キャスト:吉田羊さん)が嫁いできます。おこうさんはどんどん逞しく魅力的になっていきますね。しゃもじも持てるようになったし、これからは侍女として働く?すごい元気、すごい回復ぶりです(^o^)顔色も顔つきも以前と違いますものね。
稲(小松姫)の「寒い・・」発言は面白かった、案外素直ないい子?お付きのものとしてついてきた本多忠勝も可愛かった。この親子がこれからどんな風に真田家と関わってくるのか興味深いですね。
今回も盛り沢山の内容でワンシーンごとに楽しませて頂きました(*´∀`)
最後に一言。
きらびやかな聚楽第のセットなのに、今回は華やかな印象は全然なく、ずっと恐ろしかった。恐ろしかった・・。
真田丸第20話「前兆」の感想。 お読みいただきありがとうございました(*´∀`)
真田丸第21話「戦端」の感想もよろしくお願いします♪
戦端って言葉初めて聞きました。
戦端の意味は(戦のきっかけ)だそうです。
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