【悲報】おこう、正室から側室に格下げへ
2016/12/10
真田丸第11話「祝言」で披露した「雁金踊り(かりがねおどり)」や、「しゃもじが持てない・・!」のセリフで不思議な存在感を出している体の弱い信幸の正室、おこう(女優:長野里美さん)。
それとは別にNHKの真田丸・登場人物紹介や有働アナウンサーのナレーションで、 信幸の正室(正妻)として紹介されているのが徳川の本多忠勝の姫「小松姫(稲)」
おこうさん・・
え、え、じゃあ、おこうさんは?
でも少し書きましたが混乱している視聴者さんが少なからずいます。
「おこうさん病弱だから亡くなっちゃうんだね」と勝手に決めちゃった人もいます。
おこうさん、正室から側室に格下げされるみたいです。
おこうさんの父上は昌幸の兄・真田信綱。 昌幸の前に真田家の当主であった真田信綱です。 信綱が長篠の戦いで戦死した時、真田家内のパワーバランスの為か従兄弟の信幸に嫁いだのでした。 ですのでばば様とりにとっては孫娘。昌幸にとっても姪にあたります。身内ですので体が弱くても、ちょっとぼ~っとしていても(失礼!)いごこち良く暮らせてたはず。
しかし、真田家の名が上がり、秀吉直属の家臣となり大名格となった為に、 以前上田合戦で敵対していた徳川との和睦が進みます。 政略結婚で徳川家康の養女として本多忠勝の娘・小松姫(稲)が真田家に嫁いできます。稲役は女優の吉田羊さん。
真田丸ではその様子をどのように見せるのでしょうか?おこうさんは? 真田丸のおこうさんなら「真田の為です。。」と身を引くのでしょうか? どっちにしろ可哀想なおこうさんです。
正室と側室
ただ豊臣の世になってからは戦国の奥方も今までと立場が違ってきます。 真田家の正室として豊臣の人質となり、 大坂に居を構え奥を取り仕切り、他の大名家とも付き合っていかなければいけません。
真田丸のおこうさんは病弱で内気そう。勝気そうな小松姫の方がそういう事は得意そうです。 おこうは信幸より数歳年上、小松姫は信幸より年下なので、年齢も違います。賢い女性達ならそんなにトラブルもなく過ごせそうです。 おこうさんは正室の義務からはずれ、大坂に行かず信州で暮らしていくかもしれませんね。
しかし、後年ひとつ誤算が生じます。
信幸は小松姫が嫁いできてからもおこうさんを大事にしたのでしょうか? おこうさん、なんと小松姫(稲)より先に男子を産みます。 おこうさんが信幸のもとに嫁いで来て何年目だったのでしょうか?
ですので病弱だから亡くなった。というのは嘘で、おこうさんはお子さんも産んでいるのです。
それがまた長男と次男、孫達の争いのもとになってしまうのですけど。。
正室から側室へ他家の格下げ事情
正室から側室に格下げになった例は他にも調べたらありました。 石田三成の三女・辰姫(たつひめ)は津軽信枚に嫁ぎましたが、徳川家康の養女・満天姫が嫁いで来た事により、 側室に降格させられました。
ここでも家康くん関係ですか(怒)
おこうさんも辰姫(たつひめ)さんも後ろ盾のお父さんが亡くなり、政治的に利用価値が無い身の為、側室に降格させられたのかな?可哀想ですね。平安時代の藤原定子を思い出します。お父さんの藤原道隆が無くなり、次の権力者藤原道長の娘・彰子が一条天皇のもとへと嫁いできます。彰子は定子と同じ中宮(正室)の位を授けられます。ダブル正室ですね。
真田丸のおこうさんが降格されても信幸と仲良く添い遂げられますように。
そう願わずにはおれません。
【津軽信枚の事】
三成の三女・辰姫(たつひめ)が嫁いだ津軽家って、真田家と同じく、関が原の戦い時に身内を東軍の徳川方と西軍の石田方に分けています。東西陣営を両天秤にかけたんですね。また津軽信枚はキリスト教徒であったとか。その後、あの天海に弟子入りしており、徳川政権での地位を固めた様。徳川の時代をうまく渡りきり、跡継ぎは家康の養女・満天姫の子(次男)ではなく、側室となった三成の三女・辰姫の子(長男)が跡を継いでいます。津軽信枚という人物もなかなかあっぱれな人物ですね。
真田丸の時代考証の黒田基樹さん
おこう役の長野里美(ながのさとみ)さんがツイッターで、真田丸の時代考証のおひとりである駿河台大学の教授・黒田基樹さんの著書「真田家を継いだ男の半生~真田信之」をご紹介されています。
時代考証の黒田さんがスタジオに訪ねて来てくださって、ご自身の著書をくださいました。まだ半分しか読んでませんが、面白いです。これによると、信幸の妻ははっきりと二人と書かれており、しかも正室とか側室とかの立場の違いというよりも役割の違い pic.twitter.com/RwcAqxs5iB
— 長野里美 (@SatomiNagano) 2016年6月18日
だったとされています。そして、清音院殿と小松殿は、半年のうちに二人とも亡くなっており、「それぞれ役割を違えて、両輪のごとく、あるいは太陽と月のごとく、信幸を支えた」とあります。美しい話です(T_T) pic.twitter.com/Y9lQ70CmCt
— 長野里美 (@SatomiNagano) 2016年6月18日
戦国時代は徳川政権に入るまで正室とか側室とか、妻の立場が曖昧な気がします。
⇒ 黒田基樹さんも出演された「つぐつぐトークショー♪兼続&秀次」の模様はこちらです♪
ドラマ真田丸でのその後
とうとう真田丸第20話「前兆」で徳川家康の養女となった本多忠勝の愛娘、稲(小松姫が)真田信幸のもとへ嫁いできました。可哀想なおこうさん・・と思ったら、侍女に?!おこうさんの転身にはみんなビックリ!
無理だ無理だ無理だ無理だ!!
この信幸夫婦4コマ可愛すぎか。
長野さんイキイキ笑顔#真田丸#信幸#おこう pic.twitter.com/N8YuAAPOGl— めちゃとの丸 (@hicciyon_11) 2016年5月23日
お兄ちゃん侍女しているおこうさん発見
「無理だ無理だ無理だ無理だ!!」
顔色も良くなって生き生きしているおこうさんが素敵。女性って変わるのよね(・∀・)!
まさかおこうのこんな毅然としたシーンが見れようとはっ。妻の座を降りた設定が生きてくるんだね #真田丸 pic.twitter.com/E9IVdyJDdo
— 月詠 (@46throwPenguin) 2016年7月17日
その後も、嫁いできた稲(小松姫)をなんと慰めたり怒ったりして支えています。どんどん元気になり輝き始めたおこうさんが眩しい!
おこうさんがかっこよかった!
おこうさんが凛々しかった!
おこうさんが男前にみえた!
おこうさんが出てくると癒されるんだ!#真田丸 #丸絵 #おこう #長野里美 pic.twitter.com/evCLlPd9Om— さむ (@samko_yuko) 2016年7月17日
そして真田丸29話でおこうさんがなんと!!\(^o^)/ よろしければこちらもご覧下さい♪
「真田を守りぬく」
おこうさんは信念を持った真田の女性なのです。
おこうさんのお父さん、おじさん達の事を書きました。
最後までお読み頂きありがとうございました!