松本幸四郎、呂宋助左衛門(るそんすけざえもん再び
2016/09/08
松本幸四郎さんが再び呂宋助左衛門(るそんすけざえもん)役に決定、真田丸第27回「不信」に登場することとなりました。
真田丸の主人公信繁は秀次の娘「たか」の命を救うために「ルソン壺」で巨万の富を得た堺の伝説の商人、呂宋助左衛門(るそんすけざえもん)に会いに行きます。
呂宋助左衛門とは昭和53年(1978年)、大河ドラマ16作目「黄金の日日(おうごんのひび)」の主役だった役柄です。松本幸四郎さんがまだ六代目市川染五郎だった時に演じられた役です。
超助左とか、助左MAXとか、助左デラックスとか、もう何でもありですわw髪型オールバックなのもそのまんま! #真田丸 #黄金の日日 RT @tenkawa_shinji: @hervorruf 助左が超・助左ですね! pic.twitter.com/swbkRK9QYR
— ルルフ@如法錺劔 (@hervorruf) 2016年7月10日
「黄金の日日(おうごんのひび)」は織田信長、豊臣秀吉の時代に現在のフィリピンのルソン島に漂着した、 呂宋助左衛門(るそんすけざえもん)の物語です。日本とルソンの交易を目指して友の助けを借り、 困難をはねのけ、次第に大商人、豪商としてのし上がっていきます。
呂宋助左衛門(るそんすけざえもん)は秀吉や大名たちにただ同然で持ち帰った「ルソン壺」を売り、巨額の富を得ます。
【ルソン壺とは?】
ルソン壺とは、秀吉に高値で買い取られた陶器の壺。ルソン島では日用品として使われた雑器ですが、呂宋助左衛門は日本で「高価な茶器」として売れると確信し輸入しました。ルソン壺は豊臣秀吉、千利休に高く評価され、大名たちがこぞって購入、助左衛門は巨額の富を得て豪商となったのです。
「黄金の日日(おうごんのひび)」は当時としては斬新な構想と脚本で人気を博し、かなりの視聴率でした。 最高視聴率34.4%、平均視聴率25.9%、テレビ全盛期の頃とはいえ凄いですね。 脚本家の三谷幸喜さんは真田丸の番組紹介ページでこう話されています。
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「黄金の日日(おうごんのひび)」は三谷幸喜さんが脚本家をめざすきっかけとなった作品だそうです(・∀・)若い頃の三谷さんは、NHKの大河ドラマで歴史の面白さを知り、テレビドラマの面白さを知り、大河の主人公に同化するぐらい夢中になられていたとか。
呂宋助左衛門(るそんすけざえもん)は三谷幸喜さんの思い入れある役なのですね! もしかしたら真田丸で蘇る呂宋助左衛門は三谷さんご自身の化身かもしれません。三谷さんがもう一度呂宋助左衛門を観たかったのかもしれませんね。
再び呂宋助左衛門を演じられる事になった松本幸四郎さんはどのような心境でしょうか? 38年ぶりに再び助左を演じるなんて(・▽・*)呂宋助左衛門は現在に残る通称ですが、 本名、大河ドラマでは、納屋助左衛門(なや すけざえもん)、助左と呼ばれていました。
松本幸四郎さんは再び役を演じることをどう思われているのでしょう?幸四郎さんはインタビューで「再び、呂宋助左衛門(るそんすけざえもん)を生きることができ、役者冥利に尽きる」とおっしゃられました。
真田丸キャスト紹介、呂宋助左衛門(るそんすけざえもん)役の 松本幸四郎さんは9代目松本幸四郎さん。 息子さんに名前を譲る前は6代目市川染五郎さんでした。
歌舞伎での活躍はもちろん、 ミュージカルや劇、映画、テレビドラマにも数多く出演されています。
歌舞伎では演目「勧進帳」の弁慶は現役の役者さんの中で最多の出演記録を更新されており、1000回を超えられたそうです。すごい!
ミュージカルでは「ラ・マンチャの男で」一人二役のミゲル・デ・セルバンテス役と ドン・キホーテ役を演じられ、 数々の賞を受賞されましたが、平成27年度には「第70回文化庁芸術祭賞-演劇部門関東参加公演の部」 で大賞を受賞されました。
三谷幸喜さん脚本のドラマでは「王様のレストラン(1995年)」で 千石武 役を演じられています。 伝説のギャルソンでしたが、新オーナーに懇願されて戻るまでは給食センターで働いていて(笑) 時々「メリー・ジェーン」をイヤホンで聞き、自分の世界に入るというユニークキャラを上手に演じられていました。
NHK大河ドラマは真田丸で4回めの出演です。 「黄金の日日(1978年)」で 呂宋助左衛門 役、「山河燃ゆ(1984年)」で 天羽賢治 役、 「花の乱」で 酒呑童子 役を演じられました。
昔のファンの方々も喜ばれることでしょうね。うちのお父さん、お母さんにも知らせてあげなくちゃ!松本幸四郎さん、楽しみにしています♪
【追記】
真田丸第27回「不信」の終盤の数分間で強烈な印象を残した助左衛門。「あらゆる弱き者たちの守り神でござる」と自らを称しました。かっこいい!!信繁の側室となった豊臣秀次の娘「たか」をルソンに逃がしてくれました。
「この呂宋助左衛門、あらゆる弱き者たちの守り神でござる」
呂宋助左衛門、圧倒的ヒーロー感。#真田丸 pic.twitter.com/FQbqEKSrQn
— ゆずず (@yuzu0905) 2016年7月17日
秀次さんがあまりにも悲しいので呂宋どのの約40年ぶりの再出演に逃避する絵 ■ ブログ更新しました / 大河ドラマ『真田丸』 第28回「受難」: https://t.co/4DINTieCHr #真田丸 #丸絵 pic.twitter.com/MpcFvAne8x
— 磯嶺 (@isomine) 2016年7月17日
【オマケ】
秀吉、ルソン壺を「ルソンの香りがする」といってスーッと匂いを嗅いでなかったですか?!ルソン壺を調べていたらルソン壺は雑器であり、便器でもあったって書いてるものがあって。「えーっ?」って思っていたのですが、秀吉嬉しそうにルソン壺を嗅いでいましたよね??・・・・・三谷さんもお人が悪い(;´∀`)知ってる人だけニヤリとするシーンですね。
三成「殿下、その壺は?」
秀吉「笑いのツボじゃ」
三成「……殿下、座布団取らせて頂きます」#真田丸 #笑点 pic.twitter.com/FkwCTfEM2s— 山口孝幸 (@yama46914) 2016年7月11日
-真田丸キャスト紹介-
【松本幸四郎さんプロフィール】
配役:呂宋助左衛門(るそんすけざえもん)
本名:藤間昭暁
生年月日:1942年(昭和17年)8月19日
出身地:東京
血液型:B型
学歴:早稲田大学第一文学部演劇学科中退
事務所:株式会社松本幸四郎事務所
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⇒ 真田丸登場人物紹介